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[2017年3月21日:公表]

マレーシアNCCC(National Consumer Complaints Centre, Malaysia)と「国際取引の消費者相談に関する相互協力のための覚書」を締結

 国民生活センターは、マレーシアNCCC(National Consumer Complaints Centre, Malaysia)との間で、「国際取引の消費者相談に関する相互協力のための覚書」を締結しました。

 平成29年3月7日に、NCCCの事務所(クアラルンプール郊外)において調印式が開催され、国民生活センターの松本恒雄理事長とNCCCのマリモト・ナダソン(Prof. Datuk Dr. Marimuthu Nadason)チェアマンが調印いたしました。

 NCCCは、マレーシアにおける消費者問題に関する相談・啓発・政策提言のための機関として2004年に設立され、その運営資金の一部は国内取引・協同組合・消費者省により拠出されています。

 NCCCでは、消費者からの相談を受付け、その解決のための消費者へのアドバイスやあっせんをおこなっています。また、関係機関や消費者苦情審判所(Tribunal for Consumer Claims)とも緊密な連携をとり、消費者相談の解決にあたっています。

 覚書では、海外旅行や海外オンラインショッピングなど両国間の国際取引において生じる消費者トラブル(日本の消費者とマレーシアの事業者のトラブル、マレーシアの消費者と日本の事業者のトラブル)を円滑に解決するために、国民生活センターとNCCCが相互に協力して対応することとしています。

 国民生活センターでは、今後も海外の消費者相談機関との連携等を通じて、国際間の消費者トラブルの解決に向けて取り組んでいきます。

調印する松本理事長とマリモトチェアマンの写真
調印式の様子

覚書を掲げる松本理事長とマリモトチェアマンの写真
覚書交換後の松本理事長(左)、マリモトチェアマン(右)


参考

本件に関する相手機関先の記事を紹介します。