訪問販売によるリフォーム工事・点検商法
訪問販売によるリフォーム工事では、「契約をせかされて不要なリフォーム工事をした」などといった相談が寄せられています。
また、点検に来たと言って来訪し、「工事をしないと危険」などと言って商品やサービスを契約させる「点検商法」の相談が寄せられています。
PIO-NETに登録された相談件数の推移
年度 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
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相談件数 | 8,786 | 9,753 | 10,076 | 1,238(前年同期 991) |
年度 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
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相談件数 | 7,024 | 7,431 | 8,133 | 1,082(前年同期 796) |
相談件数は2023年5月31日現在(消費生活センター等からの経由相談は含まれていません)
- ※ここでは、「屋根工事」「壁工事」「増改築工事」「塗装工事」「内装工事」の合計を「リフォーム工事」としています。
最近の事例
訪問販売によるリフォーム工事
- 近所でビルの工事をしているという業者が来訪し、屋根工事が必要と言われ、父が契約をした。近所にそのようなビルはなく、不審なのでクーリング・オフしたい。
- 突然来訪したリフォーム業者と屋根工事等の契約をしたが施工後の請求額が見積額と異なり高額だ。納得いかないので支払いたくない。
- 住んでいるマンションで工事を行うという業者が来訪し、「大型連休で今なら安くなる」と言われ、給湯器、浴室などのリフォーム工事を契約したが、クーリング・オフしたい。
点検商法
- 通気口の点検をすると業者の訪問を受けた。業者の勧めで通気口フィルターを契約したが、金額等の説明に嘘があり、不審なのでクーリング・オフしたい。
- 義父の家に、近くで修理をしているという業者が訪問し、屋根の瓦がずれていると言って工事を勧められた。見積書が届いたが断りたい。
- 自宅に電気給湯器の点検に来た業者の勧めで、浄水器を契約した。高額だし、不要なので取消したい。どうすべきか。
- ※「最近の事例」は、相談者の申し出内容をもとにまとめたものです。
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