【若者向け注意喚起シリーズ<No.7>】18歳から大人に!クレジットカードの使い方を考えよう!
*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。
クレジットカードはキャッシュレスで決済が可能なツールの一つです。便利な半面、支払方法を確認せずに使用すると想定外の手数料を請求されることや、利用明細を確認しないと支払残高が高額になっていることに気付かないことがあります。現金がなくても買い物ができるのは、消費者が約束通りに支払ってくれることを「信用」してクレジット会社が代金を立て替えているからです。支払いを延滞すると個人信用情報機関に記録が残り、将来不利益を被る恐れがあります。
全国の消費生活センター等には、以下のような相談が寄せられています。
相談事例
- 【事例1】
- 限度額いっぱいの買い物をしたら、支払えなくなった
- 【事例2】
- リボ払いを選択したら、支払残高が高額になっていた
- 【事例3】
- もうけ話の契約で事業者からクレジットカードを作るよう指示された
トラブル防止のポイント
2022年4月より、18歳から一人でクレジットカードを申し込めるようになります
手元や口座にお金がなくても買い物ができるという意味では借金をしていることと同じです。トラブルに遭わないためにも、クレジットカードの仕組みや支払方法をきちんと理解したうえで、適切な管理の下で利用しましょう。
延滞に注意!利用の際には、支払計画を立てて利用しよう
期限までに支払いができなくなると延滞となり、個人信用情報機関に延滞情報が登録されます。延滞を放置したり、繰り返すと、新規にクレジットカードを作ることができない等の不利益を受ける恐れがあります。クレジットカードを利用する際は計画的に利用しましょう。
手数料が発生する分割払い、リボ払いに注意!
「分割払い」「リボルビング払い」を選択した場合には所定の手数料がかかります。クレジットカードの中には、リボ払い専用のものや、最初から支払方法がリボ払いに設定されているものもありますので、クレジットカード申込時などには十分に確認し、意図しない支払方法とならないよう注意してください。
カードの管理は適切に。利用明細は必ず確認!
暗証番号は他人に推測されない番号に設定し、カードを他人に貸与しない等適切に管理しましょう。不正利用の被害にすぐ気づくためにも、カードの利用明細は定期的に必ず確認する習慣をつけましょう。万が一、身に覚えのない請求があった際には、速やかにカード発行会社に連絡しましょう。
悪質事業者等から「クレジットカードで支払えばよい」とそそのかされても応じないで!
実態の分からない情報商材や副業などもうけ話のトラブルが増えています。「お金がない」と断っても、悪質事業者や知人から「クレジットカードを作ればよい」「稼ぎから支払える」等といって、クレジットカード決済を持ち掛けられトラブルに遭うケースがあります。クレジットカードを作らせて支払わせるような事業者は信用しないでください。
2022年4月から『18歳で大人』に!
未成年者は、原則として、契約をするにあたって親権者等の同意を得なければなりませんが、同意を得ずになされた契約は取り消すことができます。
他方、大人になると一人で契約できる半面、原則として一方的にやめることはできません。不安に思った時、トラブルにあった時は「188」に相談を!
啓発資料
- クレジットカードのトラブル防止のポイント[PDF形式](392KB)
国民生活センター紛争解決委員会から
成年年齢の引き下げにあわせて、同種のトラブルで紛争解決委員会が行った手続(和解の仲介または仲裁)の結果を紹介します。
- ※ここで紹介する結果は参考例です。
- ※同じようなトラブルであっても、個々の契約等の状況が異なるため、解決内容も異なります。
- コンサルタント契約の解約に関する紛争(19)[PDF形式](2022年3月17日)
本件連絡先 相談情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。
[報告書本文] 【若者向け注意喚起シリーズ<No.7>】18歳から大人に!クレジットカードの使い方を考えよう
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